さつき
118冊目
教科書掲載作品です
主人公の惇とその父親(正作)が山で七夕の笹を取りに行く話です。
惇は父親を心から尊敬していました。その父親の背中を追いながら、山道を歩いてゆきます。
長かった梅雨のせいで、梅雨が開けた頃には積乱雲が高く伸びるほど暑く、汗をかきつつ眩しい新緑の森を惇はうきうき歩いてゆきます。
笹を取った後歩いていると、山の上にある一枚岩を見つけて登ってみれば、峰々を望む清々しい場所でした。二人はそこで弁当を開き食事を始めます。ときより気持ちのよい風が通り抜けるのでした。
教科書に載っていた作品の一つなので、覚えている方がいらっしゃるかもしれません。
---(ネタバレあり)---
続きを読む2016年の振り返りと、おもしろかった本。
2016年も終わりに近づいていますね。
今回は今年書いた記事を(読んだ本)を振り返ってみようと思います(つまりこれが今年のラスト記事です)。
流石に全部一つ一つ振り返っている場合じゃないので、個人的におもしろかった本を4冊と+数冊ほど紹介しようと思います。
続きを読む鉱物の不思議がわかる本
117冊目
いしすき
カラーの写真付きの紹介がされているので、図鑑のように読めて、知識本のように鉱石について知ることができますね。
個人的に石(特に鉱石系統)が好きで、それのせいか読むのがおもしろかったです。好きとはいえ鉱石に関して素人の僕でも読めるようになっているので、本を開けば多分誰でも読めると思います。
図鑑も主要な石をピックアップされていますがその数はわりと多く、図鑑としても利用できるんじゃないかなって思うぐらい詳しかったです。
※ネタバレありと書きますが、個人的に気になったところを書いていこうと思います。
-----(ネタバレあり)-----
続きを読むぬかるんでから
116冊目
奇妙な話の短編集
短編それぞれを一言ずつ紹介していきますね。
ぬかるんでから:ある日突然として街は泥沼に襲われ、高台に避難してきた人たちは街を見て呆然とする話
春の訪れ:妙なことを言う妻が「春を探したい」と言い出すので、妻とともに春を探しにく話
とかげまいり:ごくごく普通のサラリーマンである主人公に色々な災難が来る話
記念樹:病的なほどに探した物件にて、妻とともに余生を過ごそうとする話
無柳の猿:主人公は妙な箱みたいなところにいて、なにもわからないまま辺りを探る話
やもりのかば:妙な死体が見つかった家に、亡くなった方の親族である主人公が乗り込む話
巨人:なんか妙な出来事が頭に残っている主人公が奇妙なことに巻き込まれる話
墓地中の道:嫌がらせほど叔父から厳しくしつけられている主人公が、叔父とともに曰くつきの墓地中の道を歩く話
きりぎりす:主人公は妙なキリギリスと出会い、あれが夢だと思った頃に問題が起こる話
おしとんぼ:父親に翻弄され、祖父のもとに預けられていた主人公が父親について思い返す話
祖父帰る:父親と祖父にめちゃくちゃにされる息子と妻の話
つぼ:新境地にて生活を始めた青年がいろいろ画策してみたりする話
夏の軍隊:近くの空き地に妙な人間がいると気がついた主人公の話
「街に大量の泥が襲い、もう食料も水もままならない事になった」みたいな、不思議な話で基本的に展開するのでそれを頭に入れて読むと良いかもしれません。
----(ネタバレあり)-----
続きを読む散歩で見かける落ち葉の呼び名事典
番外編
ちいさい秋を見つけてみよう
個人的にその木の語源が記されているのがいいと思いました。カエデの意味とかそういったのも知ることができ、読んでておもしろいです。
公園とかでなにげなく見ることがある落ち葉ですけれども、あの赤色黄色にもいろんな種類があることがわかります。
時期が少しずれてしまいましたが、感想を書いていきます。
※今回もネタバレありとありますが個人的に気になったことを書いていこうと思います。
-----(ネタバレあり)------
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