かいぞくポケット2 空とぶかいぞくせん
4冊目。
かいぞくポケットシリーズ二作品目です。
特に記述することないので、さっそく続きの感想を書いてゆきます。
- 作者: 寺村輝夫,永井郁子
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 1989/09
- メディア: 単行本
- クリック: 23回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
前回手に入れたカメラをいじりながら海の上に漂っていると、島が見えてきます。
その島を双眼鏡て偵察したところ発達した街が見えて、ポケットは「ギャングから宝を奪い去ろう」と提案し島に上陸しようとします。
一方の島はパニックに陥ります。突然の海賊船に逃げる人、叫ぶ人とあたふた混乱が起こります。
その慌てるようすが可笑しくて、ポケットは持っていたカメラで写真をとりながら眺めていると、やがて人は逃げていなくなり静かになります。
ポケット一行はいよいよ上陸をしようとしますが、その時警察がやってきてきます。どうやら女の子が行方不明なそうです。
ポケットたちは無実を言い、夕方まで警察が海賊船を探し回しましたが、女の子はいませんでした。
警察が帰って一息つくポケット、ここでカメラが重くなっていることにはじめて気が付きます。
-------(ネタバレあり)-------
レイナという女性
この話の中心人物ですね。カメラの能力を知りながら、実の父親に賭け事をして宝石(チョコライト)を手に入れる、悪女と言っていいほどの人でした。
ポケットはかわいいくうつくしい女性と言うのだから、おそらく同い年かそれ以上、お姉さんといったところの歳でしょう。しかしおどろくべきことに、このレイナは物語終盤でジェット機に乗って登場します。僕は「!?」となりました。そこ三回ぐらい読みました。
そのジェット機が登場する物語終盤では、悪女レイナに砲撃を誘導ミサイルにするというややキツイ仕打ちをアイコがしますね。結果としてレイナは謝り、お詫びとしてチョコライトをポケット達にあげることになります。それでアイコは呪文をやめたのですが、あげてなかったら撃墜していたのでしょうか。まぁ、アイコならやりかねません。
しかし、レイナはジェット機でなにをやろうとしたんですかね……?
エレナのお父さんとギャング
やさしい顔して、もてなしを丁重にするくせに、偶然見つけたカメラを当然のように奪い去ろうとするギャングのボスです。
ポケットたちはかなり有能な部下がいるものの、リーダーはポケットという子供、さらにはアイコは船の中にいるものだからどうなるかと思ってました。
アイコがカメラを勝手に動かせなくするなど、なんとかして難を逃れましたが、船ごと乗っ取ろうとするエレナのお父さんにポケットよく気がついたと思います。そして直ぐに行動にうつすポケット有能ですね。
海に逃げたポケットたちですが、海に出てもギャングが船で追いかけてきて砲撃を続けます。あそこあたり、ていねいにもてなしを品を上げた理由が重くして動きまわりにくくするのかもしれません。神がかり的な回避を見せたので難を逃れましたが、恐ろしかったですね。
かいぞくポケット二作品目です。
一作品目のキャラクター紹介とは打って変わって、話が進んでとてもおもしろかったです。
前作に手に入れたカメラが話の中心にあり、不思議なチカラに翻弄されながらもポケットたちは難を逃れる展開好きです。
あと、最後にアイコがチョコライトを手に入れてドヤ顔する絵がいいですね。