とある書物の備忘録

読書家ほどではない青年が本の感想を書くブログ

諸事情により、しばらくブログを休むよという話。

近況報告とかそんなの

5日に1回更新を心がけつつ、ちょくちょく休みを入れながらブログ更新してきた僕ですが、ちょっとの長い間(1か月~2か月ぐらいを目途に)更新を止めようかと思います。読者さんには申し訳ないですが、リアルが手いっぱいになってきてるので、これはもうしょうがないことです。責めるなら僕の要領のなさを責めてください。

リアルが忙しくなってきた、を具体的に言えば就活をしています。さらに具体的なことを書くことはあまりよろしくないと思うので書きませんけど、初の社会生活を目標とし、いろいろ行動して、いいようになるよう動いています。世間は(友達は)これをやってたのか…と驚くことも最近数多くあります。慣れないことをしているので気力も削がれています。

なぜ今どき就活を? と疑問に思ってる方も多いでしょうが、理由は僕自身が長年引きこもりをしていたからであり、いろいろ経由して今この瞬間が僕の中で就活時期なのだというふうに理解してください。まだ引きこもりに毛が生えた程度ですけど、いろんなことがなんとかこなしています。いいようになっていい感じになりたいです。

あ、この数か月の動きがどういう結果になろうが、数か月で収まらずブログ停止期間が伸びようが、僕は残り約30冊記事も書くつもりでいます。もし楽しみにしている方などいましたら、気長に待っててください。

異郷の友人

169冊目
暇を持て余した神々の遊び

異郷の友人

異郷の友人

主人公の僕こと山上甲哉、あるいは「吾輩」は妙な特性を持っていました。
特性を一言でいえば「同じ意識を持ちながら何度も輪廻を繰り返している」といえ、幾度のなく彼は「吾輩」という意識を共有しながら、この地球上で様々な人間になって生き続けていたのです。吾輩が入っている人間、それは歴史の裏方だったり、その偉人の当人だったり、あるいは世間を動かせるような影響力を持つ人だったり、「吾輩」はいろんな時代でいろんな経験をしていました。

そんな吾輩も今回入っている肉体(山上)では「ゆっくり生きてみよう」と、ごくごく平凡な生活を目標として生きることにします。おかげで小中高と問題なく通過し、企業に勤め、今や転勤して札幌の小売業の営業を行っています。

そんな吾輩は長年生きてきた中で、今回初と言えることを体験します。発端は中学生時代のころのこと、全く関係ない人生である人物(しかも海外の人物)の見たもの体験した出来事そのものを「あたかも自分が体験しているような感覚」に陥るという現象です。しかも関係ない人物(対象)は一人ではないので、吾輩もさすがに混乱をするのでした。
けれども仕事を務めだしたころには成長していて「それもそれもおもしろいのでは」と面白がる吾輩がいました。

ところである雪の日のこと、山上は営業終わりに歩いていると一人の男性から声をかけられます。山上は「はて?」と疑問に思い、男性は「どこかでお会いしましたな」とにこやかに言うのです。(当時大雪だったので)最寄りのスターバックスに入ることになりますが、山上はすでに混乱しています。やはり誰だかわからないのです。男性はなおにこやかに座っているのでした。



ーーー(ネタバレあり)ーーー

続きを読む

最新データで読み解くお天気ジンクス

168冊目
「巨人が勝ったら売り」みたいな話

最新データで読み解くお天気ジンクス (祥伝社新書)

最新データで読み解くお天気ジンクス (祥伝社新書)

「〇〇だったら今年は暑い」みたいなジンクスを聞くことがあります。
そんな話を天気が詳しい人が天気の情報をと共にいろいろ考えてみるという新書になりますね。

ジンクスと言ってしまえば所詮はジンクスなので、あんまり参考にならないような情報も数多くあるかもしれませんが、読んでみるとそれら迷信を踏まえて何かを感じることがあると思います。
注意するべきはタイトルに「最新データ」という文言があるところです。これの初版は2007年の9月5日なので、およそ11年前の話ということなり、話題の中がちょくちょく過去があるってところですかね。

※ネタバレありと書きますが、個人的に気になったところを上げていこうと思います。


ーーー(ネタバレあり)ーーー

続きを読む

知の孤島

167冊目
この島は金と知恵がすべて

知の孤島

知の孤島

東京湾に浮かぶ「瀬切島」という人工島に山城工科大学(通称:YIT)というかなり異質で特殊な大学がありました。
どう特殊なのかと言えば数え切れないほど特殊な場所で、島という隔離された場所のうえ、偏差値レベルがとてつもなく高く、世界最高レベルの研究水準を誇り、YIT生と言うだけでブランド価値を持ち、卒業生は各業界で多大な影響を持つほどになるなどあります。なお異質なところが際立っているのは入学試験二次試験であり、それは支払った寄付金の額によって入学が決まるというもの。『知は金なり』をモットーとしていて、研究した成果をお金に変換することに重きを置いている私立大学になります。もちろんそれだけ異質な状態を保てる成果は出ていて、世界最高水準の研究費をゆうに賄えるほど「学校が儲けている」のです。

そんな異常な大学で斎藤哲哉という男子学生が自殺をします。
第一発見者は清掃をしていた男であり、男は「YITではよく見る自殺者」として大学側に通報します。大学はいつも通りに処理をしろと清掃の男に指示をしました。

ところが奇妙なことに遺体は目撃したその20分後には消えてしまいます。学校側は一度自殺が見られたということから警察に通報(確認)しているものの、(死体が消えたというのは生徒がやったいたずらだと捉え)「誤報だった」と自らの通報を否定しました。ただ両親は「遺書がメールで送られてきてから連絡がつかなくなった」と言っており、齋藤が行方不明なのは変わりないのです。


ーーー(ネタバレあり)ーーー

続きを読む

なれる!SE12 アーリー?リタイアメント

166冊目
ブラック感ある仕事系ライトノベル12

ブラック企業に勤めることになった桜坂工兵は多忙さに追われながらも、なんとか勤め始めてから一年が過ぎようとしていました。
一年長かった……と思い返す間もなく、新年度近くなるため、ただでさえ忙しいのにさらに年度末の忙しさが合わさった、とてつもない多忙さに追われているのでした。

そんなクソ忙しい中で、社長が新しい案件を拾ってきます。それは大企業ミカサ自動車という国内最大の自動車メーカーのインフラ構築であり、今の時期にこれをするの!? などそんな無茶苦茶な話があるのか、と工兵や上司の室見は戦々恐々とするのです。

ところで、いつもこんな無茶苦茶な仕事をこなしている室見は近頃いつになく上の空の様子です。らしくなく仕事を忘れたり、時間を間違えたり、会議中に何度も外に出て電話をしてみたり、「らしくない」姿に工兵は不安を覚えます。なにせ前に(前巻)出てきた、室見に声をかけてきた女子高生の姿もちらつきます。

今まで触れてこなかった室見のプライベート部分がちらほら見えてきて、何事もなければいいのに、と工兵は思うのでした。

ーーー(ネタバレあり)ーーー

続きを読む

ウィッシュリスト 願い、かなえます

165冊目
幽霊少女が末期老人の願いをかなえるために

ウィッシュリスト The Wish List

ウィッシュリスト The Wish List

少女メグはひょんな理由で少年ベルチと共に、近くに住んでいる老人ラウリー家に強盗を仕掛けることにしました。
二人は空き巣をするのですが、強盗団二人の想定外である「ラウリーは意外と耳が聞こえる」という初歩的なミスにより、強盗中ラウリーに見つかりショットガンを向けられるというお粗末な結果になるのです。
ただベルチには秘策がありました。それはベルチが飼っている番犬に相手をさせてその隙に盗んで逃げるというものです。ベルチが飼っている番犬は凶暴で、ベルチが指示をしたなら、指示がやむまで(あるいは相手が絶命するまで)指示を守る忠実で狡猾な存在です。

ベルチは犬にラウリーを襲うよう指示します。犬はラウリーの太ももにかみつき、ラウリーの太ももを深く深く抉りました。当然ラウリーは一撃でほぼ瀕死まで追い込まれます。
メグはベルチに犬を止めるよう言います。しかしベルチはやめようとしません。むしろ「ここでやめるのか?」と挑発するのです。
見かねたメグはラウリーからショットガンを奪い犬に向けます。けれども打てず、次にベルチに向けました。ここでベルチは犬に指示をして、犬は老人の肉片を吐き出し、老人はもう死にそうなほど弱っていました。
「救急車を呼ぼう」メグは涙を流しながら言います。
「老人が一人死のうが変わらないだろ」とベルチは言い返します。
言い合っても仕方なく、せめてもの誰かを呼ぼうと、メグはそばから立ち去りました。

ただ逃げた方向が悪く、メグはすぐに行き止まりに行き着いてしまいます。ベルチも犬もほどなくして追いついてきました。
そしてメグは決死の交渉を試みますが、思うようにはいかず、一方でベルチはメグをわからせようと一発脅しのショットガンを天に向けて撃つのです。ただ不幸なことに、彼ら彼女らが立つ場所はガスタンクがある場所でした。
打たれたショットガンの弾丸、一つが跳ね返って地面に飛んでいきます。小さな破片はガスタンクに貫通し、その場で大きな爆発を起こしました。当然二人は即死です。


ーーー(ネタバレあり)----

続きを読む